椿の森づくりを通じて、自然と文化と経済が好循環するモデル地域を作りたい!

椿の森づくりを通じて、自然と文化と経済が好循環するモデル地域を作りたい!

応援してほしいこと

地球規模での気候変動のなか、気仙沼の水産業は今、大きな変化の波にさらされています。また、震災後、少子高齢化と過疎化も急速に進んでいます。
そのなかで、私たちが活動する前浜地区では、魚つき林や防潮林をかねた「椿の森づくり」おこなっています。その活動に、震災後、のべ1500人以上の学生やボランティアが参加してきました。

私たちは今後、より多くの人に活動にご参加いただき、海と陸のつながりを再生し、自然と文化と経済が好循環するモデル地域を作りたいと思っています。植林による二酸化炭素の吸収、椿油を利用した食文化の魅力創造、そして自然学習・防災学習を含むエコツアーなどを、一緒に盛り上げていただけたらうれしいです。

これからの10年

まず参加者を増やすため、これまでの学生中心の気仙沼ツアーに加えて、誰でも参加できるツアーを提案していきます。そのなかで、東日本大震災の被災と現状について学び、未来へ向けた「椿の森づくり」に関する、椿の実の採取、ポット苗づくり、植樹などの体験型学習の機会を提供します。

また、上記ツアーや地域交流への入り口として、地域の文化や地元の植生、水産業等に関する勉強会や商品開発、地元農産物や海産物の頒布会などを開催し、文化的、経済的な好循環も生み出していきます。その拠点として、前浜地区の空き家等を活用し、学習施設を兼ねた滞在可能な研修施設も整えていきたいと考えています。

これまでの10年

気仙沼市の震災復興市民委員会が提案した、防災公園ベルト「海の照葉樹林プロジェクト」をきっかけに、早稲田大学ボランティアセンター(WAVOC)がその支援プログラムを2012年から開始しました(東日本大震災復興支援「海の照葉樹林とコミュニティづくり支援プログラム」、2016年に「三陸つばき」に名称変更)。

これまで、早稲田大学、目白大学、本庄高等学院、川越総合高校などの大学生や高校生、また、新宿区立戸山シニア活動館の利用者の方たちが、気仙沼で採取した椿やシロダモなど、地域の植生にもとづいた樹木の種子を採取し、関東で育苗してきました。

その多くは毎年、住民とボランティアとの交流イベントのなかで植樹され、一部ではすでに大人の背丈を超えた防災林が出来あがり、はじめて植えた椿には花や実がなりはじめています。

応援してくれる人へのメッセージ

地球規模での環境問題や、少子高齢化や過疎化など、私たちは今、非常に大きな時代の変化のなかに巻き込まれています。あまりにも大きな問題に、「どうせ自分ひとりの力では」とも思ってしまいます。
けれども、私たちはその小さな力を結集し、前浜を発信源として多くの方々とつながり、楽しみながら、新しい時代の社会モデルを作っていきたいです。

ご用意した返礼品も、気仙沼、前浜の経済の好循環につながると同時に、ご支援を植林による環境保全につなげていきたいと思います。ぜひ多くの皆様にご支援いただけましたら幸いです。そして、これをきっかけに「椿の森づくり」にご参加いただき、気仙沼、前浜にも遊びに来てください!

一般社団法人カメリア
一般社団法人カメリア
東日本大震災直後に、本吉町前浜の避難所で「椿ば植えっぺ!」と声があがったことをきっかけに始まった「前浜椿の森プロジェクト」。昔から慣れ親しんだ椿林の再生に加えて、防災林や魚つき林としての機能にも着目し、前浜から椿の森づくりを広げることを目指しています。カメリアは、前浜で採取した種子を関東で育苗し、イベント開催も行うことで、このプロジェクトを後押し。椿を通して、人と自然、人と人とを繋げる活動をしています。